《MUMEI》

家に帰ると、母に馬鹿呼ばわりをされた。

母が、言うにはタクシーを呼べば、後でお金払ってあげたのに、とのことだが、そんな考えが浮かぶ頭は、私には無かった。


私は、びちゃびちゃになった、制服を脱ぎ、パジャマに着替えた。

一段落つくと私は、ケータイを手にとり、幸君へと、メールを打ち始めた。

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