《MUMEI》
放たれた魔力
「オレの…大切な人は…凛だけだ。…たとえ…父君王でも…許さない…」


「カイル様!お止め下さい!」
煌が叫んだ!


カイルの身体が光り〜手のひらから衝撃波が放たれた。


光りの矢は〜魔王に向かって進んだ。


「フッ…カイル、私に通用するとでも?」


身動きもせず、目の前の衝撃波を片手で消滅させ…カイルへ光りの弦を伸ばし〜カイルの身体を縛り、電撃を加えた。


「ぐうっ…!」
カイルは気を失った。


「この馬鹿者を、魔力を無力化する牢に放り込め!あ、目隠しを忘れずに〜瞳の魔力があるからな!」
魔王は、部下に命じた。


「カイル…。」
俺は、力無く呟いた。


「まだ、居るのか?煌〜早く連れていけ!人間の分際で、我が息子をたぶらかしおって…煌…妙な考えは起こすなよ?シオンが可愛ければ…な?」


「魔王様?貴方は…」煌は、何か言いかけたが、止めて俺を連れて部屋を出た。

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