《MUMEI》 「煌…カイルは、大丈夫なのか?」 煌は、何も答えず〜何か考え込んでいた。 「凛くん…支度をして下さい。人間界へ送ります。」 「記憶も、奪うのか?」 「はい、魔王様の命令は絶対ですから…」 俺は、素直に従うしかなかった、煌やシオンにまで、迷惑をかける事になるから…。 「煌〜最後に一目だけカイルに逢えないか?」 「努力して見ます。」 「煌…ありがとう。」 「凛くん…」 煌は…辛そうな顔をした。 今朝までの、幸せな時が嘘みたいだ。俺は…カイルは…これから、どうなるのかな?… 先の見えない不安が俺を包み込んでいた。 前へ |次へ |
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