《MUMEI》
モモンガ
「モモンガ?なんでここに…?」


シオンが、そっと手を伸ばし、両手の平に載せた。


「…キュ!…」
モモンガの目が光った。


「我は、魔王…誰か…居らぬか?」


「魔王様?…まさか…」
煌は〜モモンガを見た。


「煌?私だ、魔王だ!良かった〜お前の所へ辿り着けて…」


「どうして〜このお姿に…?では魔王宮に居るのは…誰なんですか?」


「もう…始まっておるのか?はっ!カイルは…どうした?何故傍に居らぬのだ?煌。」


煌は〜経緯を魔王に説明した。


「遅かったか…いや、まだ間に合うはずだ…煌、シオン、力を貸してくれ!頼む…魔界の危機だ。」


「はい!」
二人は頷いた。

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