《MUMEI》
永遠の“無”
「僕は死神が去った後、そのノートを家に持ち帰って一晩中悩んだんだ…。


――…のび太は目障りだ…。


――…出来ることなら消してしまいたい……ってね…。」



ドラミは黙って聞いていた…。



ニアも窓枠の影から出来杉の方をじっと窺っている…。



出来杉は更に続けた…。


「――…でもね…


――…“永遠の無”


…死神が言ったその一言が、妙に僕の心に引っかかってね…


…僕は、そのノートにペンを走らせる勇気が湧かなかったのさ…。」

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