《MUMEI》
 行方…
結菜(姉)の、過去にまで
嫉妬する…
 
俺は隠さず、結菜に告げる 
結菜は、俺が嫉妬するのを知ってて
あからさまに、過去の話をする
 
嫉妬は、激しいエネルギーになり、
俺は、結菜を求める
 
結菜は、それを、受け入れる
 
俺「変わってるかな、俺たち」
 
姉「いいんじゃない、私達さえ、よければ」
 
俺「そうだね」
 
姉「うん」
 
優しいキスを交わした
 
姉「いつか、終わりが来ちゃうのかなぁ」
 
結菜は、不安そうに言った 
俺「子供、生むのは難しいかもね…」
「後は、問題ないよ」
 
姉「…うん…」
「…子供かぁ…」
 
俺「今は、先が見えなくて、不安もあるよね」
「だけど、今出来る事を、精一杯、やって行こうと思ってる」
 
姉「そうだね」
「…大翔も、不安?」
 
俺「そりゃぁ…不安だよ…」
「でも、今さら、引き返せないゆ」
「幸せの方が、大きいから」
 
姉「うん、そうだね」
 
結菜の肩を抱いた
 
結菜は、頭を俺の肩に預け、甘える
 
俺達、この先、どうなるのか、
不安も、たくさんあるけど 
ひとつひとつ
 
乗り越えて行きたい
 
誰にも、祝福されなくても 
誰にも、理解して、もらえなくても
 
例え、世の中を敵にまわしても
 
この、愛を、貫きたいんだ 
………
 
第一部
         終

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