《MUMEI》 嬉しそうに走り出すカイルに、魔王が声をかけた。 「いつか〜逢わせてくれるのだろう?お前の大切な人に…?」 「ああ…勿論だぞ!」そう言って、振り向いたカイルは〜飛びっきりの笑顔だった。 再び走り出したカイルを見ながら、魔王は煌に尋ねた。 「なあ、煌?私の小さなカイルは、いつの間にあんなに明るく逞しくなったんだ?凛と言う大切な人のお陰か?」 「はい、魔王様〜カイル様は凛くんと出逢って変わられました。」 「そうか…良い者に巡り逢えたのだな!」 「はい…」 前へ |次へ |
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