《MUMEI》 僕としずか君………そしてアイツは、3人で肩を並べて下校したのさ…。 僕は持ち前の知性で、彼女が興味を持ちそうな話題を振って、彼女の気を引こうと懸命に話かけたんだ。 「そういえば、サザビーズのオークションでストラディバリウスのバイオリンが競売に掛けられたそうだね? …なんでも2億円で落札されたそうだよ。」 「へぇー、僕なんてサザエーさん観ながら、ハーックション!てクシャミしたら、ママにストナリミの風邪薬を飲まされちゃったよ。 …クシャミしたら、どら焼きに唾がかかって、臭う食えん! …なーんちって…(笑)」 ―――…お前に振ってないよ…!!! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |