《MUMEI》

呆然と佇む僕の隣では――…


「あー、やっぱり、しずかちゃんは可愛いなぁ〜。

僕、しずかちゃんだ〜い好き。(笑)」



――…コイツ…


…僕の気持ちを知らずにほざいてるのか…!?


…それとも、知っててわざと僕に見せつけてるのか…!?



僕は、目尻をヒクつかせながら、その間抜けな横顔を睨んでいた。



だが、そんな僕の眼差しを無視するかのように、のび太の奴はヘラヘラと笑っているだけだった…。



そして――…


奴は次の瞬間、信じられない言葉を口走ったんだ――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫