《MUMEI》 尊敬できる葛西先輩「お前等っ…」 「「ん?」」 その時。 『キャー』とか『マジで?』と言う叫び声が響いた。 「…祐。お前、もう少し状況見て発言しろ」 絶句する俺に変わって、葛西先輩が祐に告げた。 (マトモなのはあなただけです…) 俺には、葛西先輩が輝いて見えた。 「あ、そっか。ここにいるの、ノーマルな方々ばっかりだもんね。ごめん、祐也。じゃあ…」 ? 祐は、葛西先輩の手を取って立ち上がった。 「はいは〜い、皆さん注目!」 (何するつもりだ?) 俺に集まっていた視線が祐と葛西先輩に移った。 「そんなに祐也ばっかり見たら、祐也は姫だから、泣いちゃうよ?」 「だっ…」 『誰が泣くか』と言おうとしたら、何故か志貴に止められた。 そして 祐は、前言が霞むほどの爆弾発言をした。 「俺の周りは結構バイもゲイもいるよ? ちなみに、俺がバイで、雅樹がゲイね。 あと、俺達愛し合ってるんで、…な?」 「… … あぁ」 (もう本当に、祐と付き合えるの、あなただけです) 俺は、葛西先輩を心の底から尊敬した。 そこからは、はっきり言って、志貴が赤面する下ネタトークのオンパレードだった 前へ |次へ |
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