《MUMEI》

≪キョトン≫

「ねーのか?」

「ぅ‥、うん‥」

だから部活を捜してた。

私も何か楽しい事を見つけたいって──

そう思ってたから。

「趣味も特技も特になしかぁ、珍しい奴だなぁお前──」

≪バコッ≫

「いって‥!」

「真冬だって好きでそうなってる訳じゃないのよ?」

「なっ、いちいち黒板消しではたいてくんなよッ」

「あら、もう一発お見舞いする?(微笑)」

「ぁ‥、あのぉ‥(汗)」

「「?」」

「私──ほんとにここにいて‥」

「ええに決まっとるやん(笑)」

「先輩‥?」

「真冬ちゃんは、もうオレらの仲間なんやで?(笑)」

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