《MUMEI》

「!!」


近い!


私が進んでいた方向は
間違って
いなかったんだ


ましろは、痛い足を我慢して走り出した。


早く早く村へ


するとましろは森の中から出た。


ましろは懐中電灯で辺りを照らした。


「やっときたか…。」


村長の声がいきなり聞こえた。


その声は真剣そのものだった。

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