《MUMEI》

「ふ〜、やっと終わった」
六限目の国語が終わり、帰り支度を周哉は帰り支度をしていた。
その周哉に昇が話しかけてきた。
「周哉、今日ヒマ?」
「別にヒマだけど」
「なら、どっか遊びに行こうぜ」
「んー、どうしよっかな」
周哉と昇が話していると、
「二人とも遊びに行くの?なら私たちも行っか」
「うんそうだね〜」
奈々と春が来た。
「お、じゃあみんなで行こうぜ。周哉、どうすんだよ」
「俺も行く。あ、そうだ。あのさ、秋穂ちゃん呼んでも良い?」
周哉がそう聞くと、
「良いんじゃん。秋穂ちゃんのこの街の見物にもなるしさ」
「ナイスアイディアだぜ」
「私も良いと思うよ〜」
三人とも賛成したので、周哉は隣の席にいる秋穂に声をかけた。
「ねえ、秋穂ちゃん」
「なに?周哉君」
「今日これから遊びに行くんだけどさ、一緒に行かない?」
「え、良いの?一緒に行っても」
「うん、大丈夫だよ」
「それなら、行く」
秋穂が嬉しそうに笑った。
「じゃあ行こうぜ」
昇のその言葉で、五人は教室からでた。

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