《MUMEI》

「私たちの用はもう済んだ。」


「すみません、意味が変わりません。あとどうして皆殺し祭りが始まったんですか?」


「皆殺し祭りは償いの祭りだ。」


「償いの祭り…?でも、何で殺し合わなくちゃいけないんですか!」


「そんなこと聞いてどうするんだ。」


「理由が知りたいんです。」


「理由だと。」


「はい。」


ましろは真剣な目で村長を見つめた。

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