《MUMEI》

…リュークは、真っ直ぐに僕を見つめ、不適に笑っていた……。



その微笑みにこめられた意図――…



∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・


『誰かを殺したいと強く思ったときに、そのノートを開けばいいさ…』


∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・



その時、僕の中で何かが弾けた………。




――…そうか…



――…分かったよ……リューク……。



――…キミが言っていたのは、この事なんだね…?



――…キミは、こうなることを最初から見抜いていた…。



――…だから僕にデスノートを託したんだろ?




「…………………。」


僕は無言で死神を見つめる―――……。

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