|
《MUMEI》 それまで、口を開かなかった寿に〜ちゃんが喋った。 「暗、それで俺達にお願いって…何？」 「うん、貧乏神を継いでくれないかな？と思って…」 「誰に？」 「寿に〜ちゃんに…」 寿は、暗を暫く眺めてから言った。 「暗〜俺は貧乏神を、継げないよ。人間は神にはなれないんだ…」 「え？でも…結婚して身内になったから…」 寿は、首を横に振った。 「実は…子供が出来て、直ぐに申請したんだ、貧乏神の跡継ぎに…受理されなかったよ。」 「そうだったんだ。寿に〜ちゃん、ごめん…」 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |