《MUMEI》

僕は…稚麻に会うために、神社に向かった。


神社には、悲が一緒に居てくれている。


「稚麻…」


「あ…暗ちゃん…お帰り…。」


「暗。」


「悲、ありがとな…」


「稚麻、ちょっといいかな?」


「うん?何?暗ちゃん…」


僕は、稚麻を外へ連れ出した。


「??」


「寒くないか?」


「うん、平気…」


「稚麻…」


「これからの事なんだけど…」


稚麻は、不安そうに僕を見た。

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