《MUMEI》

「試験試験でさ、同い年位で世の中がやんなって、自殺する子の気持ち〜分かるなあ…」


「いっく……」


ーーバシッ!!
「あまったれんな!!」

思わず、いっくんの頬をぶつ、おに〜ちゃん。


「………!!」
「お…おに〜ちゃんには、やっても出来ない人間の気持ちなんて、わ…分かんないんだ!」


「やっても出来ないって?!本当にやったかどうか、よーく考えて見ろ!!」


「!!」


「自殺なんて、口に出して言う、いっくんは最低だ!」


ーーパタン…
部屋を出て行くおに〜ちゃん…

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫