《MUMEI》

「証拠はあんのか? 」

「まあね(微笑)」

美春先輩は部屋の中をグルグル回りながら‥

窓辺の所で立ち止まると私達に向き直る。

「仮に付き合ってたとしても──」

「それはただ、生徒会仲間として≠チちゅー事やな(笑)」

「まぁ、そういう事ね」

「ふーん、何かよく分かんねーけど‥」

「お子様だものね(微笑)」

≪カッチーン≫

「オ‥オレは高2だぞッ!?」

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