《MUMEI》
「そーいや、自己紹介まだじゃん」
学校から出た所で昇が言った。
「俺は、黒崎昇。好きな事は体を動かすこと。嫌いな事は勉強。部活はバスケ部。よろしくな。」昇が言い終わると、
「自己紹介するの?じゃあ次は私ね」
と奈々が続いた。
「私の名前は、上代奈々。好きなものは、読書かな。趣味も読書ね。嫌いなものは虫。あれは絶対にダメ。学校の事とか何でも聞いて」
「次は私だね〜」
奈々の後に春が続く。
「私は山本春。好きな物はね〜、ウフフ、女の子。嫌いなのはトマト。よろしくね〜」
春がちょっと怪しい自己紹介を終えると、今度は秋穂が自己紹介を始めた。
「初めまして。高原秋穂です。好きな物はブドウで、嫌いっていうか、苦手なものは犬です。趣味は料理です。これからよろしくお願いします」
四人が自己紹介を終えると、ちょうど街に着いた。
「今日はどこ行く?」
周哉が聞くと、
「とりあえず、適当に見てこうぜ」
と昇が言った。
「それもそうだな。じゃあ行くか」
そんな感じで、秋穂の街見物は始まった。
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