《MUMEI》

「…ジャイアンの1000本ノックか……。


…僕の宣戦布告を覚えてるかどうかも怪しいものだな…?」


僕が呆れるような独り言とともに、その間抜けな後ろ姿を見送っていると――…



―――…ファサ…



リュークが電柱の頂きから舞い降りてきた。



「どうやら決心がついたみたいだな…?」


彼は、僕が“キラ”になる覚悟を決めたことを既に察していた。



「あぁ………。」


僕は、ぶっきらぼうに頷く。



リュークは遠目に、走り去るのび太とジャイアンの後ろ姿を眺めた…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫