《MUMEI》

リュークは再び視線を僕に戻して問いかける――…。



「それにしても、いいのか?あんな大胆なヒントを与えて…。」



「いいんだ。……どうせ彼には何も出来ないさ…。」


僕は、のび太に対する侮蔑とともに吐き捨てた。



「大した自信だな?……何故そんな危険を犯す必要があったんだ…?」


「ふっ…(微笑)

…彼が死ぬときに、僕の言葉を思い出すことで、自分が何故裁きを受けるのかを悔い改めさせるためさ。」


僕は憎悪に駆られた眼をそのままリュークに返した。



「フッ……いい眼だ…。


…お前は、いいキラになれるだろうぜ……。」

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