《MUMEI》

リュークは牙の隙間から空気を洩らした――…



それは彼の含み笑いだった。



僕は死神の微笑みに頷き返すでもなく、殺気を孕んだ声で依頼する――…。



「リューク……あのノートの使い方を詳しく教えてくれ…。」



「あぁ……始めからそのつもりだったさ……フハハハハ!」



僕はリュークを従え、真っ直ぐに自宅へと向かった――…。



机の奥にしまった“黒いノート”を手にとるために――…!!



☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



「あとは、ご存知の通りさ…。」



キラ……出来杉は、ドラミを見下ろし、ふてぶてしく笑った…。

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