《MUMEI》
始まり
裁判員制度
それは一般人が裁判員になり有罪無罪をきめる制度
今日の裁判は暴行窃盗事件の裁判だ
原告は酒田呑夫(さけだのむお)、45歳の普通のサラリーマン
被告は桜木春人(さくらぎはると)、22歳の大学生
つまり親父狩りだ
裁判長は木槌を
(カンカン)
と叩き
裁判長「それでは暴行窃盗事件の第一廷を始めます、まずは被告人名前と職業を言いなさい」
と言った
桜木「はい、桜木春人、学生です」
と桜木は答えた、そのあと裁判長は
裁判長「戸次(とつぎ)検事今回の事件の説明を」
と言った、戸次は
戸次「はい、今回の事件はごく簡単です、時間は午後11時20分、酒田さんが酔って道を歩いていると、後ろから金属制の何かで酒田さんは後頭部を強打され、そのまま気絶、その隙に犯人は酒田さんの財布を奪い逃走、現場に置いてあった金属バットの血痕や指紋からみて桜木さんが犯人と見てまず間違いないでしょう」
とひたすら長い台詞をただ淡々と言ったあとすぐに席に座った
裁判長は
裁判長「なるほど、それでは被告人、証言を」
と言った
桜木「はい、その日は野球部の試合で優勝したのでその時間は部の皆で優勝祝賀パーティーをしていました証人は部の皆です」
と言った
証言が出たら必ず尋問をしなければならない
裁判長は当たり前の様に
裁判長「御手洗(みたらい)弁護士尋問を」
と言った、御手洗は
御手洗「はい、それでは桜木さん、そのパーティーは何時から何時までやっていましたか?」
と聴くと桜木は
桜木「大体午後8時から午前3時位だったと思います」
と答えた
すると御手洗は
御手洗「裁判長次の証人をお願いします」
と言った
しかしすかさず戸次は
戸次「異議有り!!まだ弁護士は1つしか尋問をしていませんまだまだ尋問の余地はあると思います」
と異議を唱えた



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