《MUMEI》

【朝倉視点】







普段美人なくせにベッドの中では寝汚かっったり体が好みじゃない事がある。




日高はその逆。



普段の彼は寝てるのか?って位目が細くて身なりを気にしない奴で。
しかしベッドの中ではその細い目がなんとも色っぽくみえて、センスのないシャツの下には細くてすべすべな肌があって…。

演技じゃ出せない様な切羽詰まった喘ぎ声にすっかりやられて夢中で抱いてしまった。


初めてセックスした時より衝撃が強かった…

聖が長沢とそんな関係だって聞いた時から正直なところ、男抱くのってどんな感じなんだろうかってちょっと興味はあった訳で



でも本当に抱けるのかは自信なかったし、ましてや惚れるなんて想像もできなかった。





顔中に涙の白い跡、頭がすっかり汗の匂いになっていて。


夢中になったとはいえ体中にキスマークつけまくってしまった。

その中でも一際派手につけてしまった首筋に唇を押し当て、舌先でゆっくりと探ると日高は息を吐きながら身をよじった。

「…まこ…ちゃ…」
「おはよ」


「……ンッ……ン」
小さな乳首に噛み付くと日高は弓なりにしなった。
自然に俺の頭に手を乗せ愛撫に身を任せる彼。

窓から入る朝の日差しがはっきりと全てを映す。


夜見た時よりも現実にはかなり白い肌にドキドキしながら脚を大きく広げた。

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