《MUMEI》 「氷室様のこと、知っている?」 そういえば僕はよく千秋様のことを分からないよ。 「志雄君は……?」 「僕はいいんだよ!」 「あ、うん、いいんだ……」 志雄君たら今日張り切ってるなあ。 「それに、氷室様の綿密なデータは僕知ってるよ!」 め、綿密なデータ……?! 「ぼ、僕だって……」 あれ? 僕、千秋様の何を知っているんだろう…… 「氷室様は175センチメートル(現在成長中)のAB型……!」 志雄君たら、詳しい! 「ち、千秋様は凄い噛み合わせが良いんだよっ……」 ヒィ、自分で言っておきながらなんだそれ……! 「かっ、噛みィィィ?!」 「 志雄君……?! 」 志雄君が、壁に頭を突っ込んだ。 血が、流れている! 「ふ 氷室様は果物が好きで特に林檎が好きなんだよ。あと猫を飼っていたことがあるんだ……」 それは、初耳だよ……! 前へ |次へ |
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