《MUMEI》 それは『最後の手段』というキーワードが、ニアの中で何らかの不安要素と結びつき、彼を動揺させたことを窺わせる。 ドラミは思わず、不安気にニアに目配せした。 だが、そんなニアの動揺を嘲笑うかの如く、出来杉は口を開いた…。 「…窓際に隠れてるキミ…。 …そろそろ出てきたらどうだい?」 その呼びかけは明らかに、ドラミから見て右側の窓際に隠れている、ニアに向けられたものだった。 「…………!?」 ニアの挙動が揺らぐ。 「其所に居るのは分かってるんだよ…(笑) … ネ イ ト ・ リ バ ー …」 出来杉のその言葉を聞いた瞬間、ニアのポーカーフェイスが、驚愕の色に染まった…! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |