《MUMEI》
疑惑の千秋様
「タマ、遅い!」

千秋様がお迎えにあがられた!


「ハイ!申し訳ありません!」

必死に意見する螢さんを他所に千秋様からリードを繋がれその後授業を受けることになる。



「ち、ちあきさまっ……」

今日は寝る前の千秋様の読書時間を快適にするために椅子になった。


「五月蝿い、あと12頁残っている。」


「ッカハ……」

脇腹に鋭く踵が入る。


「肺は二つあるから一つくらい潰れても大丈夫だろうな……?」

肺の前に、背中が潰れてしまう……


「……ち 、あっ……!」

耳を噛まれる。
……千秋様、きっと犬や猫がじゃれ合うようなかんじなのかな……


ピラニアみたいに、食いつかれたら離れないけど……

二、三日は紫に鬱血して痛いけど……
痛くて痛くてモミアゲが伸びるけど……

「し、しあーへですっ……」

し、幸せなんだ僕……!

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