《MUMEI》 「‥‥‥‥‥‥、──」 ウチは茫然として新木を見つめとった。 別にお礼言われたかった訳やない。 ただ‥‥‥ せめて少しでも笑うてくれたら── なんて思て‥。 せやけど新木の笑うたとこなん一度も見た事ないし‥。 無理やろな‥。 ≪キーンコーン‥≫ チャイムが鳴ってみんなが席に着く慌ただしい音が‥‥ ずっと遠くの方で聞こえるような気がした。 前へ |次へ |
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