《MUMEI》 ◆◆◆ 「もっと丁寧に掃いて」 「しょーがねーだろ。掃いても掃いても切りねぇんだから」 「花びらは捨てないでね。集めてこの麻袋に入れといてね」 「何でこんなもん‥」 「まだ綺麗な内に集めておけば何かに使えるかも知れないでしょ?」 「食う訳でもねぇのに他に使い道なんてあんのか」 「あるわ」 「ふーん‥」 花びらを麻袋に詰めながら‥‥ あいつがせっせと掃いてるのを無意識に目で追ってた。 ◆◆◆ 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |