《MUMEI》

◇◇◇

「ねぇ──」

「?」

≪ぎゅ‥≫

「あんこ?」

「─────(微笑)」

ただ抱き締めるみたいに‥‥

腕を蜜樹君の肩甲骨の辺りに回した。


おぶさってるのにもだんだん違和感がなくなってきて‥‥‥

むしろ安心感みたいなのを感じ始めてた。

上を見上げたら──

凄く綺麗な星空で‥‥‥

「わぁ‥」

一気に目が覚めた。

「おっ、すげー綺麗じゃん(笑)」

「うん(微笑)」

あたし達は河原の側で暫く立ち止まって──

二人で星を眺めてた。

◇◇◇

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