《MUMEI》

塁羅はペロペロキャンディーを袋から出した。


「いただきます!」


塁羅は目を輝かせながら、口の中に入れた。


「さっすが塁羅だ!このショートケーキ美味い!」


『美味いなぁ、ケーキでも開いたらどうだ?』


「………」


塁羅はぼーっとし、口からペロペロキャンディーがテーブルに落ちた。


「どうしたんだ塁羅、不味かったのか?」


するといきなり扉が開き、勳羅が走って入ってきて塁羅に抱きついた。

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