《MUMEI》

どーしてなんだろう?


ケーコタンを見て、ワンピースが欲しいと思った…
ママもそれを笑わなかった…


女の子らしくなりたいと思った…
ケーコタンみたいな、ステキな笑顔をしてみたいと思った…
でも…


それなのに女の子…って、認められる事がやりきれない…


どーしてなんだろ…?


ただ、ドロだらけのカッコが恥ずかしい…


ケーコタンみたいに、ヒラヒラ…って感じで微笑んでみたい…


「どーしたの?いっくん」


「あ?おに〜ちゃん。」


「うん、あのさ…」
ニタ〜!不自然に笑ういっくん。


ギクッ☆ビビるおに〜ちゃん(笑)


「ケーコタンてステキだね!」


「ありゃーおいらの自慢の従姉妹だ。大学でも、おいらの友達が紹介しろって煩くてよ」

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