《MUMEI》
三色団子 ◇蜜樹編◇
◇◇◇

小さい頃から──

和菓子を食うのが好きだった。

小遣い貰っては‥‥

近所の和菓子屋に走ってって──

≪ガラガラッ≫

『このおだんごください♪』

三色団子を必ず買ってた。

何でか分かんねぇけど──

みたらしとかよりこっちが好きで‥‥‥

風邪引いた時とかにねだって買って来てもらったりもした。

そんな毎日を過ごす内に‥

いつからか‥‥

自分でも作ってみたいと思うようになった。

家で粉塗れになりながら──

ひたすら団子を丸めてた。

でもなかなか上手くいかなくて苦戦したのを今でも覚えてる。

◇◇◇

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫