《MUMEI》

――…バシッ…!


虚空から現れた黄色い腕は、出来杉の手から“黒いノート”を奪い取った!



「あッ!!!」


後には出来杉の裏返った叫び声と――…



…ウィ〜ン…!


取り寄せバッグによって開いたワームホールが閉ざされる音が響いた…!



「ハァッ!!」


ドラミが取り寄せバッグから勢いよく腕を引き抜くと、そこには“黒いノート”がしっかりと掴まれていた!



「ハァ!ハァ!…やったわ!」


「返せーー!!それは僕のノートだぁ!!」


出来杉は、どこでも窓をドンドンと叩き、必死の形相でわめいていた…!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫