《MUMEI》

勳羅はぼけっとした顔をしていた。


「じゃあラルンは知っていた…?」


「はい、甘えん坊キャンディーなら、私が持っていますよ。」


ラルンはポケットから、2本のペロペロキャンディーを出した。


「それと妹キャンディーもですが。」


勳羅はラルンからちょっと離れた。


「ラルン、お前そんな趣味があったのか?」


「失礼ですね、これは塁羅のためです。」


ラルンはポケットの中にしまった。

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