《MUMEI》

『そうですか。』


「ラルン、何をやっている早く紅茶を持って来い!」


「はい、畏まりました。」


ラルンは部屋から出て行った。


「紫吾!」


『!!』


初めて名前を
塁羅に
呼ばれた感激で
紫吾は返事をしなかった


「返事をしろ。」


『あぁ、はい。』

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