《MUMEI》

「こっちに来い。」


紫吾は歩いて塁羅に近づいていった。


塁羅は魔法で宙に浮き、紫吾の方へと少し飛んだ。


『なんだ塁羅。』


「僕を風呂に入れろ、さっぱりしたい気分なんだ。」


「!!」


勳羅は素早く移動し、宙に浮いている塁羅をお嬢様だっこした。


「何すんだ勳羅!」


「お風呂ならパパと入ろうな。」

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