《MUMEI》

「なんで僕が勳羅と一緒に風呂に入んなくちゃいけないんだよ。」


「昔は良く入ったろ。」


「昔は昔だ。」


『大丈夫ですよ勳羅さん、俺別に嫌じゃないですし。』


「いやいやダメだ、塁羅の裸を見せるわけにはいかない!お父さんは許可しないぞ!」


「あぁうざい、気分が変わった。」


塁羅は不機嫌そうな顔をして、勳羅の腕から床に降りた。


勳羅は安堵の息を漏らした。

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