《MUMEI》
【第3便】
###########

新木へ

何べんもこないな手紙送ってしつこい思うかも知れんけど、ウチまた書いてもうた。

前に書いた手紙‥どないした?

別に読んでくれんくても構へんねん。

ただ、捨てんといて欲しい。

あんたがウチをどない思とるんかは分からんけどな、ウチ‥どうしても諦められへん。

せやから、また手紙書いてもええかな‥。

また木曜日、机に入れとくから。

ほな、また。

       小坂茉莉

###########

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫