《MUMEI》

甘酒を貰いぬくぬくしながらおみくじでもなんて考えていたが財布が車の中だった……迂闊。

御神木に上ろうとして怒られている人発見、袴のうちの一人か……。



ふと、すれ違う人込みの中で目を引かれた。
淡い色彩の上品な着物にそれに負けず劣らず薄い雪肌。
寒さで赤らむ耳。
見間違いかと二度見してしまう。


そうか、
写メで見た人だ……
 『二郎』君。

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