《MUMEI》

夏芽君が投げてきたのは‥‥‥

「バッジ‥?」

「それ、ブレザーの内側に付けときな(笑)」

「ぇ‥」

「お前も、立派な一員だから、さ(笑)」

「ぇ‥っ」

一員──。

「ぁ、なくすなよ?」

「うんっ(笑)」

嬉しい──///

「おい、いつまで眺めてんだ? 付け方分かんねーのか?」

「ぇ、ううんっ、綺麗だから見とれてただけ(苦笑)」

それに──

ちゃんと認めてもらえたんだっていう事が嬉しかったから──。

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