《MUMEI》
バイト
学校を出たあと俺はそのままバイト先の居酒屋に直行した


マスター「りょーじおはよ〜」



涼志「お疲れ様です!!マスター、今日俺の妹が来るみたいです(笑)」



マスター「まじ?しーちゃん可愛いからなぁ(笑)」
マスターと言ってもまだ22歳で若くてかっこいい!俺と身長は変わらない

話しやすくてお兄さん的存在だ



マスター「しーちゃんは彼氏と来るん?」



涼志「みたいですよ〜(笑)」



マスター「そっか〜、彼氏が羨ましいなぁ(笑)」



涼志「そうっすかね?(笑)
わかんないなぁ〜」



マスター「お前は兄だからそう思うだけで、しーちゃんは絶対もっと可愛いくなるぞ(笑)」



涼志「はいはぁ〜い(笑)」



そんな感じで着替えて仕事モードに切り替え



ホールを見たらお客さんが2組入っていた
A席に女性2名で、C席に男性2名と女性1名の3名が座っていた


うちの居酒屋は広さはあまりなくて4人掛けテーブルが5テーブルあり、入口から入って一番奥の席からA〜E席と呼ぶ



A席客「お兄さ〜ん」



涼志[はいっ!お待たせしました、ご注文ですか?]



A(席客)1「生ビール2本追加ね!」



涼志「はい!少々お待ち下さい」
俺はすぐ注ぎにいった



A1「ねえ〜あの人かっこよくない?」



A2「かっこいいよね!私も思った!」



そんな話をされてるとは知らず俺は注いだ生ビールを持っていった
涼志「お待たせしましたぁ」



A1「ねえ、お兄さん何歳なの?」



涼志「18です!」



A1「まじ?じゃあ高校生?」



涼志「そうですよ〜(笑)」



A2「見えないよね!私らより3つも下じゃん!」



A1「タメくらいかと思った(笑)
大人っぽいよね!彼女いるの?」



涼志「よく18より上に見られます(笑)
彼女はいませんよ〜!」



A1「かっこいいのに〜(笑)」



涼志「いえいえ!とんでもないです(笑)」



A1「メールとかしてもいいかな?」



涼志「いいですよ(笑)」



A2「良かったね!りか」
A1はどうやらりかというらしい



りか「ありがとー!じゃあ書くから待って!」
俺はりかのメールアドレスと番号が書かれたメモ紙をもらった


りか「暇な時連絡ちょうだいね♪名前教えて?」



涼志「りょーじっていいます!」



りか「りょーじ君ね!ありがと★ごめんね!仕事中に(笑)」



涼志「いえいえ(笑)
じゃあ戻ります!ゆっくり楽しんで下さいね」
俺はマスターのとこに戻っていった

こういうことはたまにある

お客さんだから断るわけにもいかないし(汗)



マスター「お前はモテるな〜(笑)」



涼志「いやいや(笑)
マスターこそモテるじゃないっすか!」



マスター「まあな(笑)」
普通にこんなことを言うマスターが結構俺は好きだ(笑)

もちろん変な意味じゃなくて

さっぱりしていておもしろい(笑)

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