《MUMEI》 ここは東京メトロ・半蔵門線のホーム…… 電車のドアが開く前から、そこは既に行き交う人々でごった返していた――…! 何故なら、このホーム自体が、有楽町線・南北線と銀座線・丸の内線(赤坂見附駅)をつなぐ連絡通路となっているため、電車がいない時でも利用客の往来が途切れないのだ。 ――…ズカズカ!…ドカドカ! 半蔵門線の押上方面の先頭車両から、乗り換えレーサー達が一斉にホームに雪崩れ出る! その人波は、支柱の陰からホーム真ん中の通路に溢れだし、真っ直ぐに昇りのエスカレーターへと殺到するのだった――…。 そんな中、オレはいち早く集団を抜け出し、早歩きで女レーサーの後を追う! だがその時――…! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |