《MUMEI》 オレは真ん中のエスカレーターの、右側のレーンに行こうと思えば行けた…。 運よく混雑を回避できた筈なのだ――…。 オレの目前には、距離にして50メートルはあろうかという巨大なエスカレーターが、右側の空きレーンを登ってゆく利用客達の体力を奪い取ろうとそびえ立っている! だがオレは何故か左側のレーンに立ち止まり、巨大エスカレーターのせり上がりに身を任せているだけだった…。 オレは体力を温存することを選んだのか……? ―――…否…! オレを左側のレーンに導く“見えない力”が働いたのだ…! 何故ならオレの目の前には――…… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |