《MUMEI》 狭いホームに行き交う人々の間には、当然ながら交通ルールなど無い。 オレは、対面から競歩並の速度で迫ってくる人の群れを避けながら、売店の左側を通り抜け、ホーム中央付近への突入を試みる――…! するとその時――…! 『有楽町線〜西武池袋線直通、小手指行きの電車が到着します…。 …黄色い線の内側までお下がりください。』 駅員さんの魅惑のボイスが構内に流れた――…! そのアナウンスは、オレの焦りを倍増させた! 心の声『糞!このままではホーム中央まで到達できない…!』 前へ |次へ |
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