《MUMEI》

「いちいち聞くなよ、セットだって思ってるし」
「うん、一応確認しなきゃさ、生理中だったらやばいだろ」
「もう!血出てたらそれは痔じゃんか!なんもなってね〜よもう!」
「だってこの前何時間も突っ込みっぱなしたったからちょっと心配だったんだもん」
調子にのって延長料金が一泊料金に匹敵する位やりまくって最後には痛々しい位真っ赤に充血させてしまった。
キュッと閉じきれなくなったそこから俺の出したモノが垂れてきて、それを見たらまたしたくなって多分、10回戦目に突入して…。
8回目位からは日高は喘ぎ声もため息も漏らさず俺に揺すられるがままだった。
多分、俺以上にイき過ぎて意識が飛んでたんだろう…。

お互いの腹をウエットティッシュで軽く拭いて脚をがばっと広げる。
上に持ち上げると目的の場所が晒されて俺は速攻吸い付いた。

「あ!あ〜!」
「声大きい、隣に居るんだろ?」
「だって〜!ン〜!舌入ってるよ〜!」
色はわからないけど綺麗に閉じていて、でも舐めた途端びくびくと奮えながらすぐに柔らかくなった。
まだ数日前にしたばかりだしあんだけ広げっぱなしだったからなのかもしれない。舌先が容易に入って、しかし激しく締め付けられて股間が痛い位興奮してきた。
焦る気持ちを抑えながら唾液を絡めた中指をぐっと挿入させる。慣れた感覚、熱い中をゆっくり掻き回すと日高は切羽詰まった様に声をあげた。
「はぁ、はぁ。ハア…!ぐっ!ン〜!」
「聞こえたらマズイからごめんな、我慢してな?」
ベッド下から拾いあげた俺のボクサーパンツを口に捩込んだ。
涙目でいやいやと頭を振る、でもそれすら俺を煽るだけの仕草にしかならない。
ああおかしい!

こんなに欲しい相手なんて初めてだ!

指を二本に増やして性急に広げて、俺の唾液でグチュグチュいいっぱなしで

日高はシーツを握りながら粗い呼吸を繰り返す。

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