《MUMEI》 オレが目指しているのは、ホーム中央にある5号車乗降口付近…。 そして今オレが歩いている場所は、まだ2号車乗降口付近だ…。 その間に横たわっている距離を、オレは果てしなく遠く感じた…。 心の声『どうする!?…オレ!? …5号車付近まで走るか!? …いや!ダメだ!…いい大人が、そんなハシタナイことは出来ない!』 オレは自らに課した戒めと葛藤する…! だが、そんなオレの迷いを有楽町線の電車は待ってくれない! まるでオレを嘲笑うかのように、視界の右側に池袋方面行きのシルバーの車両が減速しながら滑りこんできた…! 前へ |次へ |
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