《MUMEI》

「まーつりっ♪」

「‥菜摘──」

「それ、花占い?」

「ぇっ‥‥‥ぁ‥」

ウチは慌てて花を持っとった手を後ろに隠した。

「茉莉さぁ、今誰か気になってたりする?」

「ぇ‥‥‥‥」

ウチはビックリして‥‥

菜摘の方を向いた。

ほしたら菜摘はウチの隣りに座って空を見上げた。

「何かあるなら──あたしに相談しなよ?」

「ぇ‥」

「あたし、いつでも茉莉の味方だからね♪」

「菜摘──っ」

何か心が軽くなったような気ぃした──。

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