《MUMEI》 空を切る矢◆◆◆ ≪ビュッ≫ ≪カッ‥≫ 「やってんな‥今日も──」 毎朝── あいつは林で弓の練習をしてるらしい。 たまに早起きすると‥‥ 矢が飛ぶ音と的に当たる音が聞こえてくる。 あいつは左利きなのか‥‥ いつも右手で弦を引き絞る。 「───────」 あいつはどんなに距離が遠くても的を外さない。 外す事がない。 「あら、起きてたのね(微笑)」 「‥気付いてたのか‥?」 「あんたの霊力強いんだもの(苦笑)」 そう言って玖珠は笑った。 ◆◆◆ 前へ |次へ |
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